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コタツ

  • 田仲哲也
  • 2018年2月2日
  • 読了時間: 1分

我が賃貸の電気が止まってから早3日が経った。私は依然友人宅のコタツで毎晩就寝していたので安心していた。が、その友人宅はゲストハウス兼イベントスペースであり、今晩から2月の終わりまで我が寝床(コタツ)は一時的に撤去されることになった。私は勿論、異義を唱えたが何分そこは私の家ではないので即座に却下された。家主の決断、それは私が居候である限り逆らうことが出来ぬものなのだ。家主は言う、コタツは一時的に撤去するが布団は貸し出すぞ、と。布団?そんな物で眠れる訳がないであろう。この部屋は朝方になれば吐く息が白く濁り机の上に置いておいた握り飯は軽く固まるのだぞ。それ故に私は毎晩わざわざコタツに肩まで潜り込み眠っているのだ。今更そんな部屋で布団で眠ることが出来るだろうか、いや、出来ない。だが何も被らずに眠る訳にはいくまい。背に腹は代えられぬ。私は諦めて2ヶ月ぶりに布団という物にに潜り込んだ。

そして私は言う、

「 おふとぅんマジあったかいんですけど。」

おやすみ。


 
 
 

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