何となくここまで来てしまったあなたへ。
- 田仲哲也
- 2017年7月11日
- 読了時間: 3分
なんかこじらせた感じのタイトルが付いてるなあ。
将来の夢は何 “だった”?
・プロ野球選手になって1番センター赤星2世。
・脚本家になって踊る大捜査線みたいな話を書く。
・濱田岳みたいな普通の学生が似合う俳優になる。
・ロックミュージシャンになって行ったこともない下北沢シェルターでアジカンと対バンする。
・伊坂幸太郎みたいな軽快な会話の掛け合いを得意とした小説家になる。
これぜーーーんぶおれの将来の夢 “だった”ものたち。
見事に一つも叶ってない。むしろ叶えようと努力した痕跡もない。
そして夢でも何でもなかったガラスで食っていく為に毎日汗水垂らして足掻いているのだ。よく分からないもんだなあ。苦労するなら叶えたいことの為に苦労すればいいのに。と、自分でも思う。それでも何となくここまで来てしまったのだ。
「 覚悟のない人間がこの先どうなっていくのか楽しみやね。」多分嫌味で言われた。二十歳そこらの頃だったらめちゃくちゃ怒ってたと思う。そんなことねーよ!って反論してたと思う。だけどこの前は大してイラつきもせずに「 そうですね。」って答えれた。虚勢を張って自分を嘘でも大きく見せようとするような精神年齢はもう過ぎたのだ。実際、引き返せない恐怖に怯えながら覚悟の決まらない毎日を過ごしている。「これでいいのかな、これが本当にやりたいことなのかな。てかやりたいことなんか本当にあるの?」って。
おれの今の将来の夢は「 大阪で便利屋を営んで細々と暮らし、週末は独身の男友達の家に転がり込んで朝まで遊ぶ。」 ガラス関係ねぇーー!笑
半分おふざけで半分本気。便利屋名乗ってる無職のおっさんて絶対おもろいやん?
何となくここまで来てしまった。ネクタイ締めたくねえ。デスクワークとかしたくねえ。そもそも働きたくねえ。そんな理由でここまで来てしまった。
ふと冷静になった時、なんで今こんなことしてるんだろう。あれ、どこで間違ったんだろう。ってなるよな。でも、今そこにいることは正しいと思うよ。どこも間違ってないと思うよ。たった22年の人生でもひょっとしたら今の人生とは違う正しいルートでもあったんじゃないかって思う。でも多分そんなもんは無い。いま君が、あなたが、お前が立ってる場所が、歩んでる人生が正解だと思う。だから仕事辞めたくなったら辞めろ。心が保たなくなったら逃げろ。おれはおれが応援する人たちの選択に全力でエールを送ります。責任はとらねえけどな。
改めて言う。何となくここまで来てしまったあなたへ。別にいいんじゃない。一緒に行けるとこまで行ってみやん?
って感じの独り言でした。
作ったもの送る送る詐欺してるからそろそろ郵送しなやばい。

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